ペネロペ2

 「惑星ビーナス体操第一チャッチャラ、チャッチャラ「熱くビーナス!」スチャ!「燃えてビーナス!」スチャ!
地球監視部隊 部隊名「ジャニーズ」の1日は、「惑星ビーナス体操」から始まる。朝礼台の上で惑星ビーナスから送信されてくる地球名 今井翼のホログラムと一緒に踊る地球名 滝沢秀明は、憂鬱感に苛まれていた。
 地球名 今井翼への愛の証明のためうっかり放った「愛❤️革命波」によって地球を壊滅状態に追い込み、原状回復を命じられた地球名 滝沢秀明の地球再生計画は、遅々(ちち)として進まなかった。では、母としてなら進むのか?そんなふざけたことを言っている場合ではなかった。地球名 滝沢秀明は憂鬱であった、なぜなら2人を一緒にしておくといつまたうっかりで地球を滅ぼしてしまうかも知れないという理由で、惑星ビーナスへ帰還命令が下された僕の僕の相方  地球名 今井翼に代わって派遣された、チーム名V6に所属する 地球名 三宅健中尉から着任早々「たきざわぁ、俺ケンタッキー食べたいから先ず最初にケンタッキー原状回復してぇ」という命令が下されたからだ。
 「ラジャー」と勢いよく返事をしたものの「ケンタッキーを食べる」とは、どう言うことなのか、理解に苦しむのである。ケンタッキーとは、アメリカ合衆国にある州の名称である。そのケンタッキー州を一番最初に原状回復するのはいいとして、その州を食べるとはいったいどうするつもりなのか。三宅健中尉の真意を図りかねているのである。しかし、上官の命令は絶対である、ましてや地球名 三宅健中尉は入隊したての頃、僕の僕の相方今井翼と共に散々お世話になった先輩なのである。特に三宅健中尉と、同チームV6に所属する地球名 井ノ原快彦大尉には、僕の僕の相方今井翼が大変可愛がっていただいたのである。朝起きたら口では言えない所に地球の生物である「ゾウさん」なるものの絵を描いていただいたこともあった。僕の僕の相方今井翼は、大変珍しい生物を描いていただいたということでいたく感激していたことを覚えている。そんな優しい先輩、三宅健中尉の命令とあっては、是が非でも実行しなくてはならないのである。
 早速、地球再生計画が開始された。地球を再生する手順はこうだ。先ず、私が「愛❤️革命波」を放つ前の地球にタイムマシンで行き、地球時間を停止させ、丸ごと3Dコピー機にかけもう一つ地球を誕生させる。そして、その誕生させた地球を360分割するのである。なぜなら、地球丸ごと1個は、流石に大き過ぎてタイムマシンに載らないからである。分割するさいには、切断する部分に生物がいないか良く確認しなければならない。うっかりすると生物を真っ二つにしてしまう恐れがあるからだ。現在、うっかり地球を壊滅させてしまったことにより、うっかり屋さんの称号をベテランうっかり屋さんであるペネロペパイセンから授かった身としては、これ以上のうっかり屋さんになるわけには行かないのである。ペネロペパイセンを越えてしまう訳には行かないのだ。うっかり界において、ペネロペ越えはタブーとされているのだから。そんな訳で慎重に360分割した地球をタイムマシンに乗せて現在に運び、地球の崩壊した部分を切り取り、3Dコピーした部分と交換するのである。地球丸ごと1個を横に組み立てて現在の地球の軌道上に乗せても良いのだが、その際接着が甘く地球がバラけてしまう可能性も出てくるので、核部分を残して表面を切り取りそこへ貼り付けて行く手法をとることにしたのである。そして、一番最初にアメリカ合衆国ケンタッキー州を貼り付け、日本上空に待機する母船にいらっしゃる三宅健中尉の所へ意気揚々と報告に行った。
滝沢「三宅健中尉、ケンタッキー原状回復完了しました」
三宅「へー仕事早いじゃん、じゃ持って来て」滝沢「はっ?持って来るとはどういうことでありますか?」
三宅「ケンタッキーを持って来て、ここへ」
滝沢「それは、無理かと」
三宅「なんで?」
滝沢「入らないかと」
三宅「そんな大きくないでしょ」
滝沢「いえ、結構な大きさでありますが」
三宅「えーじゃあ行くよ、ケンタッキーどこにあんの」
滝沢「アメリカ合衆国であります」
三宅「えーなんでわざわざアメリカ?日本でいいのに」
滝沢「いえ?日本にケンタッキー州はないかと…」
 この後、私は三宅健中尉にたっぷりとしぼられた。本当に日本語と言うのは難し過ぎる。また私はうっかりしてしまったのだ。三宅健中尉がおっしゃっていたのは、「ケンタッキーフライドチキン」と言う食物のことであり、アメリカ合衆国の州のことではなかったのだ。このままではうっかりペネロペ越えをしてしまう。
 私の憂鬱な日々は続く…ああ、翼に会いたい。  
続き書いてみた。ちょっと楽しくなって来たので思いついたらまた書きます。